ITTO個別指導学院品川エリアの2025年度合格実績と総評、入試の傾向
- Kentaro K
- 4月9日
- 読了時間: 7分
2025年度入試、
ITTO個別指導学院品川戸越銀座校・品川東海道校・川崎南加瀬校の高校・大学の合格実績は以下の通りです。
公立高校
小山台高校 / 文京高校 / 目黒高校 / 石神井高校 / 広尾高校 / 雪谷高校 / 広尾高校 / 松原高校 / 大崎高校 / 桜町高校 / 生田高校 / 鶴見高校 / 生田東高校 / 他
私立高校
法政大学国際高校 / 学習院高校 / 駒澤大学高校 / 立正大附属立正高校 / 専修大付属高校 / 日本大学櫻丘高校 / 日本大学鶴ヶ丘高校 / 多摩大目黒高校 / 東洋高校(特進) / 東京高校 / 東海大浦安高校 / 横浜隼人高校 / 目黒学院高校 / 横浜翠陵高校 / 橘学苑高校 / 鶴見大付属高校 / 他
公・私立大学
早稲田大学社会学部 / 早稲田大学教育学部 / 慶応義塾大学法学部 / 慶応義塾大学文学部 / 立教大学国際経済学部 / 明治大学経営学部 / 上智大学経済学部 / 明治学院大学国際キャリア学部 / 法政大学経営学部 / 北里大学獣医学部 / 日本大学生産工学部 / 日本獣医生命科学大学獣医学部 / 麻布大学獣医学部 / 東洋大学経営学部 / 帝京大学看護学部 / 東邦大学看護学部 / 日本工業大学機関工学部 / 鎌倉女子大学児童学部 / 東京成徳大学国際学部

総評 - 高校入試に関して
2025年度入試は、"私立シフト"が止まりませんでした。
まさに"都立離れ"の時代に突入したと言えるでしょう。
東京都全体でも都立高校の受験倍率はおよそ1.2倍となっています。
その理由は主に2つあります。
1つは言わずもがな、私立高校無償化の影響です。
(無償化と言いつつ、年48万円の授業料の補助ではありますが。)
これにより今までよりも私立高校の存在がグッと身近になりました。
単願推薦やオープンという形で、私立高校が今までよりも気軽に選択できる土壌が出来たと言えるでしょう。
2つ目に、内申点の取りにくさです。
こちらは品川・川崎両方に共通して言えることですが、学校のテストが難しいです。
こっちの方が重要なので熱く語りますが、特に英語が難しく、別格です。
”学ぶ”から"使う"に教育指導要領がシフトしたことで、
中学校3年間で学ぶ語彙量が倍くらいに増え・教科書が難しくなり・高校の文法が前倒しになりましたね。
そのくせ、定期テストでは教科書本文がほとんど扱われず、
初見の文法問題、並び替え、英作文や初見長文のオンパレードです。
平均点が40点台というのもザラで、"勉強しても点が取れない"科目になっています。
「英語が難しくなっただけじゃない?」
と感じられる方、一見そう見えるかもしれません。
でも、英語という科目はかつて中1から全員ほぼ横並びでスタートする科目でした。
テストも簡単で、比較的点数も取りやすかったです。
だからまずは英語で自信をつけて、他の科目に波及させていくという鉄板の流れがありました。
しかし今、英語から得点の道筋を作る - その流れは完全に崩壊しました。
教育環境としてかなり厳しいものがあると感じています。

また、最近では何故か、学校の先生が塾を敵視しています。
いくつかの学校ではその影響で、数学のテストすらもべらぼうに難しくなっています。
「塾に通ってる子でも解けない問題を」と言う先生もかなり目にします。
個人的には官民協力して生徒たちに自信を持たせたいと思ってるのに・・・。
とにかく、学校の授業クオリティと定期テストの難易度の乖離という意味では、
公立中は私立中よりもテストが難しいです。
まとめると、内申点が取りにくい環境になっている中、
私立高校無償化施策のおかげで、私立組が増えたと感じています。
この流れは今後も加速するでしょう。
高校を再編して公費を減らしたい、という狙い通りに、
クラスを減らしたり統廃合をする中で都立高校の需要は落ちていくものと考えています。

ただ、絶対に注意したいのは入試から逃げるように活用する私立単願推薦です。
中3半ばで努力を放棄する子が増えたともいえます。
オール4を超えているのに、自分よりもずっと下の高校で単願推薦、
「やったぁ受験終わったー」というパターンを本当によく目にするようになりました。
中3の生徒にとっては、
合格・不合格の二元論で人生が決まってしまう(ように感じる)初の一大イベントです。
目先の”合格”が欲しくて仕方ないのは、痛いほど気持ちが分かります。
しかし高校受験の先にも、受験が待ち構えていることを忘れてはいけません。
高校受験の何倍も難しい大学受験、大学受験よりも理不尽な就職活動があります。
そこまで先を見据えた時に、安易に目先の合格に飛びついていいのでしょうか。
努力して結果を出す、というプロセスを経験しなくて良いのでしょうか。
「目先のリンゴは実は毒リンゴだった」 - そんなオチ、笑えません。
その点は、保護者にもよく理解しておいて欲しいことです。
秋になって「今の成績でそこの高校に単願推薦はもったいないですよ」というのは、
もはや塾の先生のポジショントークにしか聞こえなくなってしまうのがとても悲しいです。
うちの塾としては、その先の人生も考えて、チャレンジを推奨しています。
受験を合否だけで終わらせないのが私たちの信念です。
このスタンスは今後もブレることはありません。

参考記事:オール4で日東駒専附属校はコスパが悪い?
総評 - 大学入試に関して
一方で、大学受験は今年はよく健闘したと思います。
なかなか結果が出ない中、模試の結果票とにらめっこをして、何をどう勉強方法を変えたらよいのか、
先生と一緒に設計をして奮闘する姿をよく目にしました。
大学受験に関しても、英語が本当に難しいですね。
TOEICは900点を超える私でも、大学入試の問題は難しく感じます。
センター試験だった時代が懐かしいです。
共通テストで高得点を取るのはもはや至難の業となっていますので、早期の準備が必要になりますね。
出来れば英検準1級のスコア換算で、英語の受験勉強がパス出来たらとても有利な戦いになるでしょう。

それともう1点、予備校出戻り組みが増えてきました。
大学受験と言えば予備校、という予備校礼賛は今も文化として根深いです。
悲しいことに、予備校に行くのでITTOを辞めます、という話もチラホラ聞かれました。
でも、今も昔も予備校に通って結果が出るのは真に主体性の高い生徒さんなんですよね。
確かに志望する大学レベルに合わせたカリキュラム通りに勉強についていければ、
合格する可能性がグッと高まるのは予備校の一番の魅力です。
でももしそうじゃなかった場合、
結局予備校は集団授業なので「分かったフリ」が通用してしまいます。
それに「予備校に通って頭が良くなった気分」に酔いしれることも出来てしまいます。
でも「フリ」「気分」で偏差値は上がりませんね。
気づけば学力は微動だにしていない、というパターンを、ここ数年何件も目にしました。
そういう子たちに対してとても効果的なのが「アウトプットをさせること」ですね。
「じゃあ今先生が説明したことを、1から逆に説明してみて?」というと急に言葉に詰まってしまいます。
アウトプット中心の授業で、ほんの半年で英語の偏差値が一気に10くらい上がったケースもありました。

これほどまでに学習塾が乱立しているので、学習環境を判断する力も求められそうです。
"どこで学ぶか"が、すでに合否を分けていると言っても過言ではありません。
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東京都品川区・川崎市幸区で塾をお探しの方、
是非一度WEBパンフレットをご覧ください!
ITTO個別指導学院は、
・英検&漢検などの検定対策、
・中学&高校&大学受験、
・定期テスト対策、
・長所を伸ばす・弱点克服のカリキュラムなど、
一人ひとりの課題に寄り添って、指導を行なっております。
◾️品川戸越銀座校
住所:品川区戸越2-7-2
TEL:03-5749-3651
◾️品川東海道校
住所:品川区南品川2-8-14
TEL:03-5781-0775
◾️川崎南加瀬校
住所:南加瀬2-37-1
TEL:044-201-9047
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